とある高校のマーチングバンドで太鼓を担当者しているケビンは、親友で同級生のハンターとスカルファッカーというヘビーメタルバンドを組むことになる。
ヘビメタを聴いたことも、大編成のドラムセットも叩いたことのなかったケビンだったが、誰にも媚びる事のないハンターの姿やメタラーとしてのポリシーに共感し、練習にのめり込む。
学校のバンド・バトル大会に出場するためベース担当を探していた2人だったが、ある日ケビンは同じマーチングバンドに所属していたエミリーがチェロを弾くことを知る。気性の荒目な彼女にバンドの譜面を渡すと、チェロでパワフルに弾きこなす。ケビンは彼女にバンドにスカウトし始め、次第に2人は恋に落ちる。
オーディションをしてもロクなベーシストは現れなかったが、ハンターはエミリーをメンバーに加えることに反対する。
ある日ハンターとエミリーは授業中にケンカになり、それがキッカケでケビンとハンターも仲違いする。
ここまでが中盤のあらすじです。
主人公は作中で唯一"心の声"を話す為、一応ケビンとなるが、どちらかというとハンターに多くの時間が割かれて作品は構成されている。
音楽ドラマとしてはあまり音楽には焦点が当たってなく、よくある学園友情ドラマにも思えるが、この作品の面白いところはヘビメタがテーマなところです。
日本では若者のみならず多くの大人嫌われがちなメタルだが海外ではビルボードの上位に常にメタルバンドが入るくらい人気です。
ですが、海外でも嫌悪する人もいます。
そんな人へのアンチテーゼも加えられ、作品に彩りを与えています。
一つ残念だったのは大盛り上がりするクライマックスでの余計なコメディー要素!
あれだけは絶対不要だったと思う!
有名な音楽映画に『スクール・オブ・ロック』がありますが、それのメタル版という感じで、音楽好きにはハマる作品です。
個人的にはメタルが好きな人よりも、嫌いな人に観てほしいと強く感じました!